東京大学 物性研究所極限コヒーレント光科学研究センター板谷研究室

齋藤さん(D1)がレーザー学会で第38回年次大会優秀論文発表賞を受賞しました。

齋藤さん(D1)がレーザー学会で、第38回年次大会優秀論文発表賞を受賞しました。受賞の対象となった講演は以下のものです。

齋藤成之, Peiyu Xia, Faming Lu, 金井輝人, 板谷治郎, 石井順久 「固体からの円偏光高次高調波発生における選択則の観測」

固体における高次高調波の発生機構では、ガス中の高次高調波発生と異なるため、円偏光のレーザー光を入れた場合、右回り、あるいは、左回りの円偏光の高調波発生が可能です。波長変換における円偏光の選択則は1971年に予測されていましたが、極端な非線形性に伴う固体の高次高調波発生が実現したことにより、選択則がなりたつことが明確に実証されました。