東京大学 物性研究所極限コヒーレント光科学研究センター板谷研究室
齋藤さん(D3)が国際会議ALPS 2019でBest Student Oral Paper Awardを受賞しました。
齋藤さん(D3)が国際会議ALPS 2019で、Best Student Oral Paper Awardを受賞しました。受賞の対象となった講演は以下のものです。
Nariyuki Saito, Hiroki Sannohe, Nobuhisa Ishii, Teruto Kanai, Jiro Itatani, "Time-resolved Soft X-ray Absorption Spectroscopy of Nitric Oxide near K-edge at 400 eV"
齋藤さんは、光子エネルギー400 eV(波長3.1 nm)の軟X線パルスを用いて一酸化窒素分子の電子・原子核の動きをアト秒精度でリアルタイム観測することに成功しました。400 eVは原子分子を対象としたアト秒分光の光子エネルギーとしては世界最高であり、アト秒科学の応用可能性を広げた成果であるといえます。